冠二郎 ヒット曲集2010

冠二郎 冠二郎 ヒット曲集2010歌詞
1.人生夢太鼓

作詞:三浦康照
作曲:岡千秋

櫓(やぐら)太鼓に 諸(もろ)肌ぬいで
汗が飛び散る 若い衆
小倉名物 無法松
負けてなるかと 男の意地を
賭けて打ち込む あばれ打ち
日本一だよ ソレ…人生夢太鼓

祭囃子の 太鼓が緑で
浴衣(ゆかた)姿の あの女(ひと)と
恋が芽生えた 若い日よ
苦労分け合い 夫婦の今も
忘れられない 思い出を
胸に刻んだ ソレ…人生夢太鼓

老いも若きも 心はいつも
燃える炎の 青春だ
これが男の ロマンだよ
親父ゆずりの この枹(ばち)さばき
見せてやろうか みだれ打ち
響け宇宙へ ソレ…人生夢太鼓


2.しのび酒

作詞:三浦康照
作曲:叶弦大

口じゃ強がり 云いながら
なんであいつを 思い出す
雨が淋しい 裏町の
酒場の隅で しみじみと
呑んで酔いたい…… ああしのび酒

そばにあいつが いるだけで
夢があったよ あの頃は
狭いふたりの 部屋だけど
こころの花が 咲いていた
想いめぐらす…… ああしのび酒

俺が芯から 惚れたのは
あいつだけだよ この今も
薄い縁の 幸せと
諦めながら 恋しさが
つのる夜更けの…… ああしのび酒


3.都忘れの花のように

作詞:三浦康照
作曲:遠藤実

お前の涙は 俺の涙だよ
小さな幸せ 分け合って
暮らしたころが なつかしい
都忘れの 花のように
想いを抱いて 咲く花の
さだめのような ひとだった

お前のはじらう そんな仕草にも
俺には女の 可愛いさが
心にしみて 好きだった
都忘れの 花びらが
淋しく揺れて 泣いている
思い出偲ぶ 旅の空

お前の笑顔を 俺は夢に見た
うれしさ浮べて 縋るよに
甘える姿 忘れない
都忘れの 花のように
ひそかに咲いて 散る花の
いのちのような ひとだった


4.俺のふる里

作詞:三浦康照
作曲:叶弦大

あゝふる里へ あゝ帰ろかな
俺のふる里へ

疲れているんだね 少しやつれたね
探していたんだよ
幼なじみの ふたりじゃないか
よごれた都会の 空よりも
田舎の星空 綺麗だよ
いろり囲んで 語ろうか 俺のふる里で

苦労をしたんだね 辛い涙なら
忘れてしまいなよ
他人(ひと)に云えない 古傷なんか
一つや二つは あるものさ
責めたりなんかは しないから
夢の花咲く ふる里へ 俺と帰ろうよ

今でも惚れてるよ 口にゃ出さないが
一緒に暮らそうか
瞼とじれば 夕陽に映(は)える
小鳥がさえずる 山や川
夜汽車で帰ろう ふたりして
母のぬくもり 温かい 俺のふる里へ


5.みれん酒

作詞:三浦康照
作曲:市川昭介

あんな女と うらんでも
あんな女が 忘られぬ
夜風がつめたい 路地裏を
ひとり歩けば 思い出の
恋の灯りが 眼に痛い

酔って未練が 消えるなら
酒にすがって なぜ悪い
男と女の 仲なんて
どうせ他人にゃ わかるまい
さびれ酒場の ひとり酒

あんな女と 云うけれど
いのち燃やした ときもある
二人で暮した 毎日が
昨日のように 眼に浮ぶ
辛さわかるか 夜の雨


6.炎

作詞:三浦康照
作曲:和田香苗

やると決めたら 男じゃないか
人が笑っても ただひとすじに
生きるぞ人生を

燃えろ 燃えろ 燃えろ
燃えろ 燃えろ 燃えろ
炎のように
アイ・アイ・アイ・ライク エンカ
アイ・アイ・アイ・ライク エンカ

賭けた男の道ならば 悔いはない
不動明王 炎を背負い
にらむあの眼 弱気な俺を
励まし叱るのさ

燃えろ 燃えろ 燃えろ
燃えろ 燃えろ 燃えろ
炎のように
アイ・アイ・アイ・ライク エンカ
アイ・アイ・アイ・ライク エンカ

耐える心がある限り 花も咲く
強いばかりが 男じゃないよ
可愛いあいつには やさしさあげて
芯から 尽しなよ

燃えろ 燃えろ 燃えろ
燃えろ 燃えろ 燃えろ
炎のように
アイ・アイ・アイ・ライク エンカ
アイ・アイ・アイ・ライク エンカ

惚れた女と道づれに どこまでも


7.酒場

作詞:三浦康照
作曲:叶弦大

どこにもあるような 酒場の片隅で
ひとりで呑む酒に あいつが眼に浮かぶ
薄いしあわせを酔ってまぎらわす
女の背中のさみしさが
泣いて泣いてた…忘れない

さだめに流されて さすらう港町
酒場の止まり木で あいつを見つけたよ
抱いた夢ならば 捨てちゃいけないと
はげまし合ったね ふたりして
好きだ 好きだよ…思い出す

俺でもよかったら 一緒に暮らそうと
あのとき云えたなら 心が痛まない
人に話せない古い傷あとを
想い出酒場に 捨てるのさ
あいつ あいつは…どこにいる


8.のぼり竜

作詞:辻本茂
作曲:和田香苗

打てば響くぞ 日本一の
俺ら名代の 音頭取り
生駒山から 太鼓の様な
月が出たなら 諸肌ぬいで
みせてやろうか ソーレ昇り竜

河内名物 数々あれど
俺ら名代の音頭取り
やぐら太鼓をドドンと打てば
声も千両 度胸も千両
女ごろしの ソーレ見せどころ

義理にゃ強いが 情にゃもろい
俺ら名代の 音頭取り
唄と太鼓に 命をかけて
千両咽喉笛 破れるまでも
やるぞ男の ソーレど根性


9.満天の星

作詞:三浦康照
作曲:遠藤実

遠く連なる 白い峰
続く果てない モンゴル昿野
ひとり孤独に 耐えながら
夢に命を 賭けるのさ
夕映えにかがやく 雪山の姿
満天の星の あ…美しさ

凍る氷河を 吹き抜ける
肌を刺すよな ヒマラヤ颪(おろし)
遙かロマンを 追い駆けて
雪の大地を 踏みしめる
見上げればきらめく メルヘンの世界
満天の星を あ…胸に抱く

見上げればまたたく 星空の女神
満天の星を あ…胸に抱く あ…胸に抱く


10.まごころ

作詞:三浦康照
作曲:叶弦大

ひとり手酌で 呑む酒よりも
可愛いお前と 道づれに
交わすふたりの お酒の美味さ
夜風が身にしむ 屋台でも
肩を抱き寄せ 見つめ合う
まごころだけが まごころだけが
あればいゝ

流れ浮雲 岸辺の花に
そっと眼をやる いじらしさ
俺のこの手を 離すじゃないよ
苦労のひとつも かけるけど
明日を夢見た ふたりなら
なみだを拭いて なみだを拭いて
ついて来い

辛い運命も 笑顔で耐える
そんなお前の 温かさ
生きてゆこうよ ふたりで今日も
幸せ探して どこまでも
愛の絆で 結ばれた
まごころだけが まごころだけが
あればいゝ


11.バイキング

作詞:三浦康照
作曲:和田香苗

狙った獲物は 逃がさない
この手に財宝を 握るまで
男はみんな 夢見る旅人だけど
世の中 そんなに 甘くない
GO GO GO GO バイキング バイキング バイキング
どくろの旗を なびかせて
世界の海を 駆けめぐる

闘う男 の安らぎは
夜空にきらめく 星屑さ
お前に弱い 心のすきまがあれば
泣き面みるのは 自分だよ
GO GO GO GO バイキング バイキング バイキング
生命を賭けた この帆船は
太平洋の 海賊船(あばれぶね)

目指すは見知らぬ 憧れの
黄金に輝く 大陸さ
地球の海は 俺達仲間じゃないか
バルト海の海峡 北極も
GO GO GO GO バイキング バイキング バイキング
男の燃える 魂で
嵐の中の 航路をゆく


12.流氷岬

作詞:三浦康照
作曲:小野彩

風が唸(うな)るよ 飛び散る波しぶき
怒濤逆巻く オホーツク
しのび逢う身の 恋だから
離れて行くけど 恨むなよ
俺は一生 お前を忘れない
ひとりたたずむ 流氷岬

いつも笑顔で 遅れてごめんねと
俺に甘える 可愛いさよ
そんなお前は もういない
淋しさ噛みしめ 飲む酒に
港さい果て 夜更けの居酒屋の
外は海鳴り 流氷岬

男ごころに 寒さが凍りつく
花の蕾は 雪の中
人目しのんで 逢う恋を
断ち切る辛さが わかるまい
俺は今でも お前が好きだよと
叫ぶ吹雪の 流氷岬